真夏のこの時期、
天気予報やニュースなどで、
連日注意を促しているのが 「熱中症」 です。
熱中症は、激しいスポーツや炎天下での厳しい作業だけでなく、
屋内で安静にしていてもかかる可能性がある恐ろしい病気です。
日差しが強く、気温が急激に上がる時は、
症状の進行が速いので、特に要注意です!
熱中症は、日射病や熱射病などの総称で、
身体の温度調節が機能しなくなって起こる
様々な不調な症状です。
人間の身体は、様々な働きにより体温を一定に保っています。
汗をかくこともその働きの一つです。
汗を出すことで身体の熱を空気中に放散させ、体温を下げています。
ところが、外気の温度が高く、湿度も高い真夏日では、
体温を下げようと大量の汗を出し続けるため、
身体に大きな負担をかけてしまい
熱中症となります。
【熱中症のメカニズム】
①脱水症状となる → 熱疲労
症状: 倦怠感、めまい、頭痛、吐き気、脱力症状
②汗と共に身体の塩分が失われ、血液中の塩分濃度低下となる→熱けいれん
(浸透圧のバランスが崩れる)
症状: 筋肉のけいれん、腹痛
*「塩分の大切さ」については、
「大沢先生のスタッフブログ」をご覧くださいね・・・
③高温により血管が拡張し、血圧が急激に下がる → 熱失神
症状: めまい、失神、呼吸回数の増加
④身体の熱が放散しきれず、体温が上昇する → 熱射病
症状: めまい、頭痛、吐き気、過呼吸
これらの症状が進むと、
意識障害、呼吸停止
に陥ってしまいます!!!
まずは、水分補給でしっかり予防!!!
次回は、具体的な予防策をご紹介しますね・・・。
2010.8.2