| 回復の症例 |
足のむくみ・シビレ
低体温症、腰痛、足のむくみ。冷え(15歳、女性、高校生)
■いつから症状がではじめたか
2年前から。
■どのような症状か
2年前から原因不明の腰痛が発症。
学校の授業中腰が痛くなってくると体中が冷える。
特に足先が冷たくなり気持ちが悪い。
体温は何時も低く、35度台の事もありますとのこと。
授業中、長く座っていると足がパンパンにむくんでしまう。
運動といえるものは、学校への通学の際の自転車で身体を動かすのみ。
しかしそれ以外は部活がブラスバンド部なので、体育以外運動はしてない。
また、1日のうちで歩くことはかなり少ないとのこと。
■治療の内容と結果
初回時の治療の際、「あっ、足がポカポカしてきた!」と驚いた様子が印象的でした。
治療後、顔は赤みを帯び、うっすらと汗をかいていました。
「運動してもあまり汗は出ないのにどうして!?」
と不思議そう。
汗をかいたのにビックリしたのか、腰の痛みがあったことはもう忘れているようです。
1週間ほぼ毎日の治療でむくみ、冷えもなくなり2年間の症状が完治しました。
むくみの原因は一日のうちで座る姿勢が多く、あまり歩かないということも原因のひとつと考察しました。
この患者さんは、再度一ヵ月後に治療に来ました。
大抵、一ヵ月後の様子を見るために、治療に見えられます。
この方の場合、冷え性と、足のむくみは一ヵ月間全くでないとのこと。
しかし、自分でも認めるくらい姿勢が悪いという難点がありました。
姿勢が悪くなると、ゆがみが生じ、血液の循環が悪くなり、体温も上がらないというような状態です。
私生活での姿勢の指導と、自分療法を教え、腰痛が発生した際の自分自身での治療方法を指導し、治療を終了としました。
交通事故後遺症(年齢不明、女性、自営業)~痛くて腰が曲がらない~
■いつから症状がではじめたか
7年前の交通事故以来。
■どのような症状か
7年前正面衝突の交通事故に遭遇し、右膝(膝蓋骨)骨折、現在膝に痛みはないがそれ以来、右膝が曲がらず、正座ができない。
病院のリハビリは痛いことをするので途中でやめてしまった。
また、右側の腰から足の裏にかけて、いつもシビレがあり、真夏でも手や足の先が冷えてしまう。
■治療の内容と結果
治療開始後、4日間で腰から足の裏にかけてのシビレ、手足の冷え、腰の痛みが全て解消しました。
これらの症状は、身体の歪みを取るだけでほぼ解消しました。
右膝は7年間もの間、深く曲げたことがないため周囲の筋肉がかなり萎縮している状態です。(注1)
したがって、完全に曲がるようになるには数ヶ月かかることを説明、できるだけ頻繁に治療するように指示しました。
毎回少しずつまがるようになり、それが本人にも励みになっているようでした。
遠方から通われているにもかかわらず週2~3回の治療で約4ヶ月後、多少のつっぱり感があるものの正座ができるようになりました。
身内に不幸があったということで途中で来院できなくたったため、正座の練習をお風呂で行うように指導、治療を終了しました。(注2)
1ヶ月後治療にお見えになりましたが、正座はほぼ正常にできる状態に回復されていました。
■コメント
(注1)
7年もの間、膝を曲げることをしていませんので、膝を曲げるための筋肉が使われていない状態です。
膝だけではなく、関連した筋肉も、屈伸するための役割をしていないわけです。
日本では正座の習慣がありますから、年配の方であれば、誰でも普通に正座が出来ます。
しかし、最近は和室や畳のない家庭も増えているようです。
子供たちが正座をしない、出来ない環境にあります。
正座は足に対する最高のストレッチとなります。
正座をすることにより、大腿部の緊張がストレッチされ、日ごろの疲労も取れやすくなります。
また正座をすると、背筋が伸びて、背中の筋肉が強くなります。
姿勢がよくなり、病気や怪我をしにくくなります。
海外では正座の習慣はないようです。
特に西洋では、椅子に腰掛ける習慣、床に直接座る習慣がないため、膝を屈伸するような生活習慣がほとんどありません。
したがって、高齢になると、膝が曲がらないため、転ぶと骨折をしやすくなります。
日本人は膝を曲げる習慣があるため、転びそうになっても、それを踏ん張る粘り腰があります。
西洋人と比べて高麗の方の骨折率は日本人の方が低いといいます。
今の若い人たちを見ますと、正座が出来ず、この患者さんのように、無理に正座をしようとすると、膝が痛いという若者が増えています。
正座をすると足が太くなるといいますが、正座を毎日していても、綺麗ですらっとした足の方も沢山知っています。
出来れば日ごろの生活で、食事の時や、何かをする時、一日の合計で30分~1時間程度は正座の習慣をつけると健康増進の役に立つと思います。
(注2)
水中では浮力がかかり、また身体が柔らかくなるので筋肉が弛緩します。
この時に、正座の姿勢をとるようにすると、かなり曲がらないような症状の場合でも、時間をかければ曲がるようになります。
(ただし、身体の歪みや捻じれ等がない状態でのことです。)
一度身体に正座ができるという状態を覚えさせることにより、陸上においても、曲げやすくなってきます。
私の治療では正座が出来ないという方にはお風呂で正座の習慣をつけるように指導しています。










