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脊椎側わん症

■いつから症状がではじめたか
腰痛は1年前から、そくわん症は不明。

■どのような症状か
何年か前からか、鏡に映った自分の姿を見ると左の腰が飛び出しており、体がねじれ、右の腰にくびれが全くなくなってしまった。
それが気になって仕方が無い。
また、10年前くらい前から朝起きるとき右側の腰が痛む。

■治療の内容と結果
初回診断時、左側の肋骨が右側と比較し2倍近く膨らんでいました。
腰の痛みのため、普段左を下にして寝る癖があるということです。(注1)
それが原因で長い年月をかけ、このような体型になってしまったと考えられます。
腰痛にあっては3回ほどの治療で解消、そくわん症(捻じれ、腰のくびれとも)も、週2回程の治療を7ヶ月続けたところ、以前の半分程度に回復しました。(注2)
この方は、まだ完全な状態ではなかったのですが、経済的理由により途中で治療を打ち切られました。
腰に痛みがなければ同じ向きに寝ないよう指導し、終了としました。(注3)

■コメント
この方の年齢は私の記録の不備で年齢不詳としました。多分60歳代の方だったと思います。
この方の場合、腰の痛みは激痛というものではなかったのですが、慢性的な痛みに悩んでいたようです。
とくに、姑が寝たきりになり、その介護に数年間携わっていたそうです。
その姑が当時一年ほど前に亡くなり、介護などで無理に身体を使うことが少なくなったとのことでしたが逆に今までの疲労が全部出ているような状態でした。
腰の痛みは直ぐに取れましたが、そくわん症は途中で治療を打ち切られたこともあり、完全な状態ではありませんでしたが、それでも半分程度は解消されていました。
なにしろ、そくわん症はこの方が覚えている限り若い頃といいますので、数十年前のことだとおもいます。
それを考えたらかなりの改善です。
そくわん症の原因は様々ですが、ひとつの原因として、自由に寝返りを打てなかった環境で長年寝ていると、発症すると考えられます。
例えば、狭い場所で寝ているとか、左右のどちらかに壁があったり、身動きの取れない場所で寝ているとか、子供の頃、二段ベッドの上部で寝ていたとか、これらの物質的な障害は就寝中の寝返りを打ちにくくします。
就寝中の寝返りは、日中発生した身体の緊張を取るための天然ストレッチです。
これを阻害すると、疲労が取れにくかったりと色々な弊害が出てきます。(注1)
腰の痛みのため、睡眠中にも無意識に痛む方の腰を下にすることが出来ない状態と推測されます。
結果的に同じ側で寝る姿勢が多くなり、内臓が下にした肋骨に押される状態が長時間続くため、左の肋骨が異常に盛り上がり、大きくなっていると考えられます。(注2)
身体のゆがみや、そくわんがあるから、痛みが出るとは限りません。
腰が45度も曲がってしまった方でも、通常生活では痛みが無いという方も沢山おられます。(注3)
“同じ向きに寝ないように”といっても、痛みがある限り、無意識に痛くない方向を下にします。
最低限、寝ている間の痛みを解消しない限り、この指導は無意味になります。
(寝てしまえば考えることは出来ません)
この場合は、痛みが取れているので、あえて寝る前の意識がある状態の時にこのような指導をしました。
本来寝相は考えることではなく、無意識にすることですので、自由に寝返りをしていいのです。
寝相が悪い方が身体の修正が上手くいっているといえます。

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